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ロス・ブラウンとHonda Racing F1 Teamが描く戦略 

2008 F1世界選手権も11戦を経過した。Honda Racing F1 TeamもイギリスGPで3位表彰台を獲得したものの、コンストラクターズランキング 8位(第11戦ハンガリーGP終了時)と、決して満足のいく状態ではない。 そこでHonda Racing F1 Teamのロス・ブロウン チームプリンシパルに、今シリーズ前半戦の総括と今後に向けての展望を語ってもらった。

―シーズン中盤、第9戦イギリスGPでのルーベンス・バリチェロの表彰台は、チームに大きな喜びをもたらしました。しかしその後のレースでは、マシン改良を重ねているにもかかわらず、依然として苦しい戦いを強いられています。

ブロウン:私がHondaに招聘されて最初に手がけたことは、チームの現状分析だった。そしてそれに基づいた、長期的な視点に立っての組織改革を実行してきた。一方で、今季の不振に関しても、原因を探り、対策を立てている。
 この点は誤解されがちなのだが、常に優勝を狙えるトップチームのマシンと、それ以外のマシンとの間に、極端な性能差はない。わずかな違いが、結果的に大きなタイムの違いとなって出てしまうんだ。もちろんだからといって、それが言い訳にはならないことも十分承知しているけれどね。そのわずかな違いを詰めるべく、開発陣は努力を重ねている

―具体的に、RA108の弱点はどこなのでしょう。たとえば数年前から、空力性能が劣っているという評価も聞きますが。

ブロウン:いや、どこかひとつが、大きく劣っているというのではない。逆にいえばフェラーリやマクラーレンなど優勝を争えるマシンも、どこか特定の部分が突出して優れているのではない。総合的に、あらゆる部分が優れているからこそ、タイトルが狙える。そして我々のマシンは、空力だけでなく、足回り、エンジン、ギアボックス、ブレーキなど、すべての性能がわずかずつながら及ばない。それが積み重なった結果、あれだけ大きなタイム差になって表れるということだ。だから、今後我々が進めるべき作業に、奇抜なことなど何もない。あらゆるパーツについて、どういう状況でどう機能するのか、今以上に理解を深める。そしてその理解を基に、地道に、少しずつ速くしていくだけだ。

―スタッフにも、その考えは浸透している?

ブロウン:もちろん。彼らは誰よりも、今の状況から抜け出したいと思っている。その気持ちの強さが、とてつもないエネルギーや、すばらしい発想を生むことを、私はこれまで何度も経験してきた。もともと優秀な人材がそろっているだけに、彼らは十分にやり遂げてくれると信じているよ。
 私自身、今まで何度も困難な状況に置かれてきた。あるシーズンには、ブリヂストンタイヤの戦闘力がライバルメーカーにかなわず、かなりきびしい戦いを強いられていた。しかし私はエンジニアたちには、「タイヤに問題があるから、勝てない」とは決して言わなかった。その時点で、これが我々の持てるすべてだとしたら、その中で最善を尽くすしかない。
 タイヤに問題があるとは、言い換えればそのタイヤを十分に使いこなせるマシンではないからという考え方もできる。ブリヂストンも必死に改良を重ねていることは十分にわかっていたから、その努力に報いるためにも、チーム側でもやれることをやる。そうしておけば、ライバルメーカーと互角のレベルのタイヤが投入されれば、自動的に我々は優位に立てることにもなる。そして実際、そうなったしね。たまたま私はタイヤのことを例に挙げたが、それはどんなパーツについても言えることだ。
 この経験で得た大きな教訓は、もし何かひとつ弱点が見つかった場合、そこに関係した部門だけが対応するだけでなく、全チームが一丸となって事に当たるということだよ。

―そのアプローチは、今のHondaでも有効だと。

ブロウン:もちろん。永遠に有効な方法だ。たとえ表彰台の常連となり、タイトルを狙えるチームになっても、いや、そうなったらなおのこと、決してこの考えを忘れてはいけない。頂点に立っても、改良の余地はまだまだある。これでいいというゴールは、レースの世界にはないんだ。

―とはいえ頂点を知っているあなたにとって、今の状況は欲求不満のたまるものでしょうね。

ブロウン:確かに、その通り。正直言って、非常に欲求不満がたまっている。特に組織的な見直しをして、それがうまくいったという手応えがあるだけに、結果が付いてきてくれないことはつらい。今のレース結果には、本当にガッカリさせられることが多い。しかし来年、再来年以降に関しては、今よりずっと楽観的な気持ちだ。そう思えるだけの手はずを、整えているからね。
 そして言うまでもなく、今の結果をこのまま甘んじて受け入れるつもりもない。来季のマシンの開発も手がけつつ、今季のマシンを少しでも速くしようと日々努力している。その努力は結果的に、来季にもつながるのだからね。

―ごく一般的な質問なのですが、あなたの考える理想的なF1ドライバーとは?

ブロウン:ふむ。……人並み外れた速さは言うまでもなく、頭のよさ、沈着冷静さ、あらゆる変化に対応できる臨機応変さも持っていること。そして努力を惜しまず、チームを一丸となって引っ張って行く人間的魅力。今の時代は特に、コース上で速いだけでは十分ではないだろうね。

―かつてのミハエル・シューマッハは、その条件にきわめて近いドライバーだった?

ブロウン:悪くなかったよ(笑)。

―これまでのあなたは、ずっと勝ち続けてきたイメージが強いのですが、今よりも困難な状況に直面したことは?

ブロウン:もちろん、あった。毎シーズンと、言っていいくらいだよ(笑)。たとえ勝っているときでも、1戦1戦いつもすごいプレッシャーに見舞われていたし、必ず何らかの問題が起きていた。優勝を期待されていて2位に終われば、失敗とみなされるわけだしね。そして自分に対しても、許せない気持ちになる。だから今がとりわけキツイとは、まったく思ってないよ。
 さっきも言ったように、F1の世界にゴールはないし、100%の満足はありえない。私自身、圧倒的な強さを誇った2004年ですら、いつもマシンの状態や各レースの戦いぶりに、不満があった。ここはこうするべきだった、このアプローチでいくべきだったと、レース後は反省だらけだったよ。そしてそれを、次のレースに生かしてきた。勝ったといって浮かれていたら、すぐに追い越されてしまう。厳しいけれど、同時に抗しがたい魅力にあふれた世界なんだ。私がHondaに来たのも、まさにその理由からだ。Hondaをチャンピオンチームに育てるという挑戦。それこそが、私の望んだことなのだから。

(後編に続く)

Honda|モータースポーツ|

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[ 2008/08/17 05:25 ] F1 | TB(0) | CM(1)

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[ 2008/08/17 11:29 ] [ 編集 ]

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